【ネタばれ】「Dragon’s Dogma Dark Arisen」クリア後の感想

[ Play No #0143 ]
[ 2024/4/7 ]

ドラゴンズドグマクリアしました。

[ https://web.archive.org/web/20191208235551/http://www.capcom.co.jp/DD ]

このゲームは楽しかった!

RPGが苦手な自分にとっては珍しく、かなりはまったタイトルとなりました。

トータルプレー時間は146時間(PS5に表示される時間)、

クリアまでのプレー時間は108時間(エンドロールに出る時間)でした。

つまりキャラクリで迷ってやり直したり、死んでしまって戻されたりなんかで

相当ロスした時間があったということです。

それでもまだプレーし足りない感じがしているし、これを書いている時点で2週目を始めているので、

自分でも意外なほど気に入ったゲームになりました。

これほど気に入ったRPGはオーディンスフィア以来です。

エンドロールに流れる自分の実績

■このゲームの良かったところ

このゲームの気に入った点はどういうところだったのかというと、

まず戦闘の難易度がちょうどよかったのがよかったです。

敵は基本的に硬めに設定されている感じはあったけど、

頑張れば倒せるくらいの強さに設定されていたのでちょうどいい塩梅でした。

雑魚的なら通常攻撃だけでも何とかなるし、ちょっと強めの敵の場合は

スキル技を使うと削っていけました。

ちなみに難易度はノーマルでプレーしました。

一般的な雑魚的のゴブリンに矢を一発あてたところ。ほとんどHPが減っていない。でも連続で当てると大きなダメージを与えられる

また敵の攻撃の強さもソウルライクみたいな理不尽なことは一切なく、

敵の攻撃を何発か食らっても1回の戦闘で1回回復するかしないかくらいだったので

余裕をもってプレーすることができました。

あと、矢の本数が無限、MPも無制限なのも余計な手間を減らすことができてよかったです。

ちょっと違和感はあったけど、注意するポイントをHPとスタミナに集約することで

戦闘に集中することができたのでとても遊びやすかったです。

狼にかまれた瞬間。雑魚敵ならこれくらいのダメージなのでかなり余裕がある

次によかったところとして、主人公が冒険をする目的に謎があったところです。

このゲームの主人公ははじめに町に襲来したドラゴンに心臓を奪われます。

そしてドラゴンに誘われて心臓を取り返すべく冒険をすることになります。

ここで、なぜドラゴンは主人公の心臓を奪うのか、という疑問がわきますが、

この謎が、プレーヤーが冒険をするモチベーションとなっています。

ドラゴンを倒すのが目的であるのは他のRPGでもよくありますが、

主人公の心臓を強引に奪っていくという理不尽な行為に対して、

疑問を持って冒険することができるので、やる気をそがれずに遊ぶことができました。

主人公ははじめに心臓を奪われる

もう一つこのゲームでとてもよかったところとして、

ストーリーの背景、世界の成り立ちがちゃんと設定されていたということです。

ちょっと抽象的な言い方ですが、

自分たちではどうやっても理解することができない特異点をおいたうえで

世界の構造を設定していて、単に「このゲームはこういう設定にしました」と

なっていないのがよかったし、

それが、主人公が冒険する理由につながっているところもよかったです。

個人的にはさらにそこにメタ的な要素を絡めてきていたのがとてもよかったです。

そしてこの世界の真相について細かく説明するようなことはせずゲームが終了するのもよかったです。

ストーリー的な疑問に対する答えは当然ありますが、さらに突っ込んだ疑問に対する答えはなく、

演出で匂わせているので、プレーヤーの想像の余地が残っているのが好奇心をくすぐられます。

ドラゴン襲来にも意味がある

あと、これはゲームの評価からはずれますが、

このタイトルを楽しめた大きな理由としてキャラクリがうまくいったということもあります。

このゲームのキャラクリの自由度は高いほうではありますが、

そんなに幅が広いわけではないです。

でも試行錯誤しているうちに自分の好みのキャラクターを作ることができたので、

ゲームをプレーしていて終始楽しかったです。

キャラクリした主人公(右)。個人的にかなり気に入っている

自分は基本的にキャラクリの作業が面倒に感じるほうなので、

デフォルトがあるなら変えなかったりプリセットから適当に選んだりすることが多いですが、

やる気スイッチが入ってキャラクリをする場合は、かなりこだわって造ります。

キャラクリでこだわる点として、自分の好みに合うかはもちろんですが、

世界観とか雰囲気にマッチすることもかなり気を付けます。

このキャラクターはどのジョブについてもかっこよかった

キャラクターの見た目が奇抜な感じになっていないか、人形っぽくなっていないか、

衣装や装備とのバランスとかキャラクターの置かれた心理状態など、

ゲームの世界の中にいても違和感のない、それでいてベストなキャラクターを目指します。

そういった点で見てこのゲームではかなり気に入ったものができました。

本当は、自分は男なので感情移入するという点では男にしたいところなんですが、

今回は女性キャラクターのほうがうまくいったので「愛でるプレー」をすることにしました。

ただ、女性のNPCとのイベントで違和感は出ちゃうのですが。

覚者として覚悟を決めた表情になったと思う

■気になったところ

このゲームはとてもよくできていて大好きなタイトルとなりましたが、

どうひいき目に見ても改善が必要に思えるところがいくつかありました。

一つ目はカメラ周りの問題。

主人公とカメラの間のオブジェクトが消えないので、

戦闘時に周りの木とか岩が間に入ると主人公が見えなくなってしまって

状況を把握できなくなってしまうことです。

この問題はカメラを動かせば一応解決しますが、結構頻繁に起こるので厄介です。

さらに敵にしがみついているときはカメラの動きが限定的になるので

敵からいったん離れるか、敵が移動してくれるまで耐えるしかありません。

この問題は間に入るのがNPCの場合は起こらないのでなぜこんな仕様にしたのか不思議です。

キメラに乗っているところ。全く見えないし、カメラを動かすこともできない

二つ目は敵にターゲットのロックができないこと。

これは問題というより希望ですが、敵に攻撃のターゲットロックができてほしかったです。

このゲームの仕様では主人公が向いている方向で一番近い敵に対して攻撃を与えるようになっています。

これはこれで役に立ちますが、目測が誤っていることもあるので外れることもしばしば起こります。

ターゲットのロックは大勢の敵を相手にする場合は役に立たないし、

ロックをするのにひと手間かかることではありますが、大きな敵との戦闘では役に立つので

できれば機能は設けてほしかったです。

ロックがないのでファイターなどの打撃武器では盛大にスカることが多い

三つ目はシステムがわかりにくいことです。

もしかするとPS5でプレーしているせいなのかもしれませんが、

インベントリの画面と装備の画面がとても似ているのに開き方が異なっているので混乱します。

装備やマップ、クエストの状況確認もオプションにまとめられているので、

圧倒的にオプションボタンを押す頻度が多いのにインベントリだけはタッチパットから

開くのでめちゃくちゃ混乱して常に間違えて押してました。

画面の右半分が同じデザインになっているのも混乱のもとでした。

できれば一つにまとめてほしかった。

タッチパットから開くインベントリ画面
オプションボタンから開く装備画面。右半分がインベントリ画面と同じ

このゲームは半島が舞台となっていますが、欲を言えばもう少し世界が広くて、モンスターの種類も豊富であればよかったのにと思いました。

一応クリアはしましたが、まだダウンロードコンテンツの黒呪島には行っていないのでこれからゆっくり堪能したいと思います。

プレーNo#0143
タイトルDragon’s Dogma Dark Arisen
発売日:2013/4/25(PS3版)
プレーしたプラットフォーム:PS5(PS4版のDragon’s Dogma Dark Arisen)
プレー期間:2024/3/2~4/7
プレー時間:146時間
評価:5
ユキムラ
  • ユキムラ
  • なるべくいろんなゲームをプレーしたいと思いながらも、アクションゲームをプレーすることが多いライトゲーマー。購入したゲームはできるだけクリアすることを目標にしています。なるべく毎日配信しています。